Hi there, Eight(@producer_eight)です。今回は英文法の学習法について解説を行っていきます。
Contents
- 1. 文法学習は必要なのか?
- 2. 文法学習の3STEP
- 2-1 理解する
- 2-1-1 ルールの理解について
- 2-1-2 例文理解について
- 2-1-3 自分の言葉で説明をする
- 2-2 覚える|記憶
- 2-2-1 問題演習の意義
- 2-2-2 学習内容の振り返り
- 2-2-3 生英語の実践
- 2-3 使える|自動化
- 3. 英文法自動化のための学習法5選
- 3-1 開本リピーティング
- 3-2 オーバーラッピング
- 3-3 暗唱
- 3-4 閉本リピーティング
- 3-5 英作文/英会話
- 4. 文法学習のレベル別おすすめ教材
- 4-1 入門(CEFR A1)
- 4-2 初級(CEFR A2-B1)
- 4-3|初中級(CEFR B1-B2)
- 5. 文法学習の注意点5つ
1. 文法学習は必要なのか?
そもそも文法学習は必要なのでしょうか?下記は私が考える文法学習の意義です。
毎日英語漬けの生活ができる人は無理に文法は学ばなくても量で凌駕できる可能性が高いです。しかし、日本国内で毎日30分、1時間などコツコツ学んでいくスタイルを取っている場合は文法の基礎をしっかり築くのがおすすめです。
2. 文法学習の3STEP
ではどのように文法は学んでいくべきか?前提となる3STEPを押さえましょう。
2-1 理解する
では、この1,2,3をもう少し詳しく見ていきたいと思います。
2-1-1 ルールの理解について
I’ve finished work now.
という例文で文法の理解を考えていきましょう。おそらく文法書などで学習をしていると、この例文に関しては次のような説明があることが殆どだと思います。
- I’veは、I haveの短縮された形である。
- I have doneは現在完了形と呼ばれ、過去に起こった出来事が今まで継続されていることを表す。
- doneは動詞doの過去分詞である。doneの位置には様々な動詞の過去分詞が入る。
この説明を読んでルールを知ることが、STEP1: 理解するの最初の学習となります。
2-1-2 例文理解について
2-1-1でルールを理解したら、次はI’ve finished work now.という例文を通じて、ルールの理解度を深めていきましょう。
- I’ve は I haveの短縮形
- finishedは動詞finishの過去分詞だから、I’ve finishedで現在完了
- I’ve finished work now. で今仕事が終わったところなんだな。
このように例文を通じて理解するのが、「STEP1: 分かる」の第2段階です。
・I’ve lost my wallet again.
・I’ve never been to Canada.
2-1-3 自分の言葉で説明をする
ルールと例文理解が終わったら、何も見ずに学んだことを誰かに説明してみましょう。もしくはノートにまとめる形でもOkayです。
- 現在完了形はhave+過去分詞
- 過去から現在へのつながりを表す
文法を学習したらキリのいいところで40秒で覚えたことを整理して声に出す。覚えた文法を40秒、エア友達に教える。 これで、英語学習の効率が上がります。
STEP3と通じるところもありますので、ぜひ実践をおすすめします。
2-2 覚える|記憶
2-2-1 問題演習の意義
ヒントを活用し、覚えた文法を演習で使うことには次の2つのメリットがあります。
- 覚えたつもりで理解が曖昧だった文法を炙り出せる
- 文法を使う予行練習になる
2-2-2 学習内容の振り返り
人間は忘れてしまう生き物ですが、自分で掴み取った「答え」は中々忘れないものです。文法学習においても、この答えが来るまで反復学習を行いましょう。
2-2-3 生英語の実践
これが一番おすすめです。自分のレベルに合った素材を用いて、大量の英文に触れましょう。
2-3 使える|自動化
3. 英文法自動化のための学習法5選
世の中には色々な学習法がありますが、私は覚えた文法を使いこなせるようになるためには次の5つの学習法をおすすめします。
- 1, 2でネイティブの表現を耳と口で覚える
- 3, 4で確実に覚えたかをセルフテストする
- 5で実際に話せる/書けるようになる
3-1 開本リピーティング
モデル音声のリスニングと音読の組み合わせ技です。リスニングとスピーキングの両方を進化させましょう。
- 例文の音声を聞く
- 音声を思い出しつつ、音声を真似するように音読する
3-2 オーバーラッピング
モデル音声を聴きながら、同時に音読をする方法です。正しい語順、かつ「ネイティブが心地よいと感じるペースで話す」練習ができます。
- 開本リピーティングで口と耳を慣れさせる
- 音声を流し同時に読み上げる
3-3 暗唱
3-1/3-2で覚えたセンテンスを思い出して音読をしましょう。
- 過去に勉強した文を思い出し、何も見ずに音読をする
- 1が難しい場合はヒントを用意してもOK
⇓ヒントの例
3-4 閉本リピーティング
英文は見ずに音源を聴き、聴いた内容を再現する学習方法です。正しい語順で話せるようになるのはもちろん、リスニングがかなり伸びます。
3-5 英作文/英会話
大量の英文を暗唱・リピーティングできるようになったら実践に移りましょう。
- 自分のペースで文法事項を使いこなせる様になりたい場合は、じっくり考えられる英作文がおすすめ。
- 多少の文法ミスがあったとしても、伝わる英語力を身に着けたい方は英会話がおすすめ。
いくつか注意点もあるので、そちらは下記の「5. 文法学習の注意点5つ」もご確認ください。
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4. 文法学習のレベル別おすすめ教材
詳細は上記の記事に書いておりますが、次の3冊はおすすめ度が高いです。語学学校の大手Education Firstが提供している無料のレベルチェックテスト「EF SET」を通じて、CEFRレベルを測定し、自分に会った内容を選ぶのがおすすめです。
4-1 入門(CEFR A1)
4-2 初級(CEFR A2-B1)
4-3|初中級(CEFR B1-B2)
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5. 文法学習の注意点5つ
上記で述べてきた学習法の効果を半減させないため、注意したい内容を5つ最後にご紹介。
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毎日1時間の学習であれば、個人差はありますが1年前後で完了できると思いますので、文法の基礎は早めに習得するのがおすすめです。